「いざ」という時、いまできること

2019年8月25日

令和元年度の春日井市総合防災訓練が出川小学校で行われました。~「いざ」という時、いまできること~とのテーマで、災害対策基本法第48条及び春日井市地域防災計画に基づき、市、防災関係機関、地域自主防災組織及び市民の皆様が総ぐるみとなり、大規模な地震を想定して実施するもので、地震災害に対する参加機関との相互協力体制を確立し、皆様の防災意識を高めるために行うのが目的です。

 

防災関係機関として各種団体はもちろんですが、近隣の市より小牧市・瀬戸氏・多治見市の消防職員の皆様の参加、町内会やボランティア団体の方々はじめ幼児から小学生・中学生・高校生・大学生まで、全ての世代の方々が参加しての訓練でした。訓練ですからあらかじめ準備され、てきぱき進みますが、いざという時に同様に動けるようにするためには、日頃の訓練が欠かせません。

 

特に素晴らしかったのは、ボニターの皆様による身近なもので担架を作り、けが人を運ぶという訓練でした。竹竿2本とTシャツが4人分あれば、人を運ぶ重さに十分耐えられると知って驚きました。あとは毛布2枚と竹竿は、毛布だけ、ブルーシートと竹竿という具合に、家庭の中にあるもので即席に担架ができ、訓練が終わった後、参加者の皆さんから大きな拍手が湧きました。

 

今日は県議会議員を代表して私のご挨拶でしたので、参加者全員にお礼を申し上げると共に、ボニターの皆様のご活躍に触れ、充実した訓練になったことをお話しました。私たちの一人の力はわずかですが、一人ひとりが結集すると大きな力になります。災害に対する意識を普段から高めておくこと、我々議会人として出来ることは社会基盤整備にしっかりと予算をつけていくことをお話しました。